シリアルポートチェックツール

シリアルポートチェックツールとは

 シリアルポートをチェックするためのツールです。ふつうはチェックすることなんてなかなかないですが、シリアルポートに自作回路を接続したときなど、正しく機能しているか、断線はないか、そんなことを確認することができるはずのツールです。

ダウンロード

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使い方

シリアルポートチェックツール

 起動すると右の画像のようなやけに縦長のダイアログが現れます。

 COMポートのプルダウンリストはレジストリから使用できるはずのポートを読み出し表示します。使えないはずのポートはでてこないはずです。ここで、テストしたいCOMポートを選択します。

 ボーレート、データ、パリティ、ストップ、フロー制御のプルダウンリストは、必要に応じてCOMポートの設定を行います。

 COMポートを開く(O)ボタンをクリックすると、COMポートを開きます。

 その下にチェックボックスやラジオボタンを配置していますが、チェックボックスをチェックすると各信号をアサートします。また、ラジオボタンは各信号がアサートされたらチェックがつきます。私のときにはTXとRXが確認できればそれでよかったので、あまり詳しく動作検査していません・・・。

 送信テキストボックスに文字を書いてENTERキーを押すとTXにデータを送信します。バイナリ送信のチェックボックスをチェックしておくと、16進数で書いた数値を送信します。2文字で1バイト、4文字で2バイトを、ENTERキーを押したときにまとめて送信します。

 その下のテキストエリアは、RXで読み込んだデータを16進数で表示します。なので、TXとRXをショートさせてデータを送信したら、それがそのまま見えるはずです。これが見えなければ回路のどこかがおかしい、ということがわかりますね。

 さらにその下の「ターミナル」と囲まれたエリアですが、Socketポート番号が書かれています。ここで書いたポート番号をオープンしてSocket接続を待っています。これは何をするのかといいますと、Tera Term Proなどの汎用TELNETクライアントをこのポート番号を指定して接続すると、TELNETクライアントからこのダイアログで指定したCOMポートを操作できるようになります。Tera Term Proはマクロなどとても便利な機能があるのですが、COM16までしか使えません。しかし、このソフトを使えばCOM255まで使えるようになるというわけです。ポート番号を変更したいときは、数字を書いてENTERキーを押すことで変更できます。

 きちんと作れば最後に選んでいたCOMポートをレジストリに記録するとかできるのですが、面倒なのでやっていません。ご要望があれば・・・。

quickturn's software