PICプログラマを作ろう

PICプログラマって何?

 PICプログラマは、PICマイコンにプログラムを書き込むための装置です。これがなければ、PICマイコンはただのゲジゲジ。命を吹き込むための魔法の機械がPICプログラマですね。

 PICマイコンをプログラム書き込みモードにして、プログラムを書き込み、ちゃんと書き込めたか確認することが求められる仕事です。PICマイコンをパソコンと物理的に接続し、電源を投入し制御するための回路一式、そしてその回路をパソコンから制御しコントロールするためのパソコン側のソフトウェアが必要になります。

 世の中には高額なPICプログラマ製品や安いキットなども販売されています。もちろんこれらを使うのも一つの手。多種多様なPICマイコンに対応していたりサポートが充実していたり、はたまた面倒なハンダ付が省略できたりして、値段相応に便利になります。

 また、先人たちが優秀な回路や制御ソフトウェアを無料で公開していたりしますし、殆ど実費程度で回路基板を頒布してくれていたりしますので、こちらを入手して自分で回路を作るのも入り口としてはいいでしょう。

 しかし、PICプログラマをPICマイコンで制御しているものがあったり(制御用のPICマイコンにプログラムをダウンロードするためにPICプログラマが必要になります!)、うちのパソコンにはついていないパラレルポートやシリアルポートに接続する必要があるものがあったりと、いろいろ面倒なことになってることがあります。

 それならせっかくの機会ですので、自分で作ってしまおうと企んでいるわけです。これからじっくり試行錯誤していきたいと思います。世に出回っているものほど優秀でなくても、多種多様なPICマイコン全てに対応していなくても、世間の先人たちが鼻で笑うほどショボい出来であったとしても、自分が使う範囲で使えるものだったらそれでいいわけです。

 とまぁ何かと言い訳がましいわけですが、これが結構勉強になるみたいなんです。じっくり取り組んでいこうと思います。

PIC PICの一年生